家具は買わない。

先日、出張で行ってきたコペンハーゲンでは、フードカルチャーやクリスチャニアをメインに取材してきたのですが、もうひとつサスティナブルというかリサイクル的な側面をも見聞きしてきました。

 

案内人はこの方。

f:id:hynm_komuta:20180830115156j:plain

 

haluta代表の徳武睦裕さんです。

www.haluta.jp

写真は「ヒップな趣味。」号のときのアンプラグド。このときは長野県上田市で取材をしたのですが、お住まいはコペンハーゲンだと聞いていて、いつかは行きたいと思っていました。それがこんなに早く実現するなんて。多くの方のお力を借りて、この度の取材は形になりました。本当にありがたいです。

 

さて、halutaといえば北欧家具のイメージが強いですが、実はいろいろなことをやっています。それはおいおい記事にしていくので、ここでは明らかにしませんが、その家具自体も売るということを見つめ直している最中で、これからは段階的に“貸す”ことに移行していくそう。halutaで扱っているのは家具好きをも唸らせる逸品のみ、つまり本物だけです。ハンス・J・ウェグナー、ボーエ・モーエンセンイルマリ・タピオヴァーラなどなど。いま一人がけのソファを探しているのですが、モーエンセンですごく気になるものがありました! 欲しい!(これはSOLD OUTですが。。)

www.haluta-shop.jp

けれどどんなに気に入っていても10年もすればきっと飽きるはず。そしたら返却してまた新しいものを選べるなんて、素敵なシステムだと思いませんか?

 

と思ったら、初代バチェラーでおなじみ、久保りんもこんなサービスをスタートさせていました。

japan.cnet.com

やっていることは同じ方向ですが、halutaとは競合しなそうですね、どうやら。ちなみにバチェラーはシーズン2しか見てませんが、自分は小口那奈子さん推しでした、圧倒的に。

 

最後にhalutaの社是ともいうべき文章を貼っておきます。賛成です、全面的に。

 

家具は「引き継ぐ」もの。

ハルタで扱っている家具や雑貨は、おもにデンマークより仕入れています。
現地に通い、彼らの生活を垣間見るにつけ気づくのは、とても成熟した、大人っぽい考えである、ということでした。
もの、とくに家具に対して、「所有する」というよりも、「引き継ぐ」という意識を、
どうやら彼らは、当たり前のように持っているようなのです。
買って、使い倒して、やがてボロボロにして捨ててしまうのではなく、
前の使い手から譲り受けたものを、次の使い手に引き渡すことを前提に、丁寧に、大切に使う。
とはいえ「思いをつなぐ」というセンチメンタルな理由だけでなく、そのほうが長い目で見るとトクだから、と現実的。
本当の価値がなんであるかをわかっている、ハルタはそんな彼らの考えを深く理解し、共感しています。
そしてデンマークに拠点を設け、現地との親密な関係性を築きながら、
つくりのいい家具をよりすぐって日本に運び、「引き継ぐ」お手伝いをしています。