KABIに行ってきた。
早耳、食いしん坊のみなさまの間で、話題のレストラン「KABI」に行ってまいりました。
場所は目黒通りの元競馬場近く。東急ストアの真ん前ですね。看板はありませんが、ガラス張りのお店なのですぐわかるかと思います。
「KABI」? 知らんがな!の方はこちらをまずお読みください。
三行でまとめると、
デンマークのレストラン「Kadeau(カドー)」で修行を積んだ、
若きシェフ安田翔平さん(91年生まれ!)が仲間とオープンした、
“発酵”がテーマの新感覚レストランです。
この手の“新しい”レストランには以前より興味はあったものの、なかなか訪れる機会がなく今か今かとタイミングを見計らっていたのですが、11月26日にオープンしたばかりの「KABI」の話を聞いた瞬間、これは行きたい!と瞬時に盛り上がったのでした。
もともと日本家屋を改築したインテリアショップだったというこのお店。スタッフはみな揃いのシャンブレーシャツを着ていて、サードウェーブ系のコーヒーショップに来たかのよう。照明を落とした静謐な雰囲気の店内にはアッパーなヒップホップが流れます。その組み合わせもなんだか新しいです。
料理は9000円のコースのみ。食事10皿にデザートが2皿。飲み物はアルコールのペアリングが6000円で、ノンアルコールのペアリングが4000円。それにサービス料と消費税が加わるので、だいたい一人で15000~20000円くらいでしょうか。
で、感想ですが、とにかく素晴らしかったです。
料理もお酒もあまりに美味しく、味わったことのない食体験でした。
写真も何枚か撮りましたが、それぞれの料理の詳しい説明はあえて書きません。
Shitake
Sushi
Broccoli
Pork
Sake
和食をベースに、ひとつひとつの素材を慈しむように調理されています。複合的な旨味を出すべく、様々な掛け合わせが行われており、一つのお皿の中に多層的な宇宙が見えます。
お皿は種子島の陶芸家、野口悦士氏のものを多く使っているようです。このお皿がいちいち素晴らしくて。
最後にメニュー一覧が出てきますが、ごくごくシンプルな記述。「サーブするときに伝えるわけだし、あらためて全部は説明しなくてもいいでしょ」という静かな主張が垣間見れます。
平均年齢28歳という若き料理人集団のサービスも素晴しかったです。
食べログのレビューには、量が少ないなんていう意見もありましたが、個人的には満足できるボリュームでした。
この「KABI」、あらためてフイナムで取材したいなと思っています。
こんな調子で、今年から「食」のコンテンツも積極的にフイナムで取り扱っていきますので、食いしん坊の皆さま、どうぞご贔屓に。
Kabi
住所:目黒区目黒4-10-8
電話:03-6451-2413
info@kabi.tokyo
RESERVATION:https://yoyaku.toreta.in/reservationkabi/#/