ニーズとコク。
新年早々、いい記事を読みました。
WIREDの編集長、若林恵さんのエントリーです。
すでにかなりバズっているので、読んだ方も
多いかと思いますが、未読の方はぜひ。
非常に勇気づけられたというか、胸がすく思いでした。
フイナムでも“ニーズ”や“数字”に関しては、日夜頭を悩ませています。
PVなどの数字を軽視するつもりはありませんが、
神格化するつもりはもっとありません。
何事もバランスです。
その昔、Yahoo! Fashionさんと協業していたときは
ヤフーのトップ画面、つまりヤフトピに載るために
あれやこれやと手を打ったりもしました。
実際に掲載されたときは、嵐のようなトラフィックがありました。
ですが、嵐が去った後にはたして何が残ったでしょうか。
大切なのは“ファン”を増やす、
そういうことだと考えています。
そんなわけで、今後もフイナムが今やるべきこと、
フイナムでしかできないことを探し求め、
手探りで記事を作っていこうと思います。
前述の記事内に、こんな記述がありました。
弊誌のあるスタッフが「バズ」という現象についてうまいことを言っていた。記事が食べ物だとするなら、いま「読まれる記事」は、とにかく「のどごし勝負」だと言うのだ。栄養価でも、味でもなく、ただひたすら「のどごし」のいいもの。それだけが読まれ、消費されていく。
のどごしがいいということは、
パッと鮮やかな印象を残し、そしてサッと消え去るということ。
フイナムが追い求めたいのは、むしろ“コク”です。
“コク”の定義はこちらにて。
様々な味わいが同居した、重層的な記事。
読んだあと、その人の心に何らかの居場所を作ってしまうような、
そんなコク深い記事をこれからも作っていきたいと思います。
年末ギリギリにアップしたこちらは、
まさしくそんな記事になっているかと思います。
前編もぜひ。
記事内での宣言通り、尾崎さんは新年早々ブログを復活させてくれました。
また、金子さんも、インタビュー記事に呼応するかのようなエントリーをアップしてくれました。
ありがたい限りです。
捨てたもんじゃありません。
2017年、いいスタートが切れそうです。