Stussy BiannualとCLOTHING MATTERS。

昨晩は新人スタッフの歓迎会でした。

会社の近くにある、ざっくりした居酒屋を貸し切っての大騒ぎ。

 

自分はこの会社にもう11年お世話になっており、

それはそれは色々なことがありましたが、

なんやかんや今も昔も楽しいメンバーが揃っていると思います。

 

新しいスタッフが楽しく伸びやかに仕事をしてくれるといいなと願う自分に、年齢を感じる今日この頃。。

 

 

さて、今日は二つの素晴らしいカタログをご紹介したいと思います。

 

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まずは、〈STUSSY〉が本国で年に2回制作している、

シーズンブック『Stussy Biannual』。

  

stussy.jp


毎回、素晴らしい内容なのですが、

この秋に発行された、vol.8にはとくにヤラれました。

 

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まず、デザインが最高にクールですね。

キレのあるアートディレクションが、隅々にまで行き渡っています。

 

そしてどのビジュアルにも、ちょっとしたフックが仕掛けられており

ページをめくる手を止めて、まじまじと見てしまう引力があります。

 

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こちらはスタイリストの一ツ山佳子さんがディレクションした

WOMENSのビジュアル。

今回はMarcelo Gomesが撮影しており、めちゃ好みです。

 

全130ページ弱の大ボリュームながら、

このページはちょっとなー、、というところがひとつもありませんでした。

本当に素晴らしい一冊です。

 

 

自分はいまフイナムの制作に集中しているので、

ブランドのカタログ制作などはしていないのですが、

ちょっとザワザワしましたね、ハイ。

アンプラグドとは違った表現のプリントメディア、やりたいかも。。。

 

そしてお次はユナイテッドアローズが発行している、

『CLOTHING MATTERS』です。

 

 

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このシリーズ、回を重ねるごとに濃くなってますね。。

 

ビジュアルよりもテキストが占める割合が多く、

どの企画もとてもよく練られています。

 

洋服自体の写真はそれほど多くないものの、

丁寧に綴られたテキストを読み込んでいくと

自然と洋服が欲しくなる作りとなっています。

 

なんでもかんでも即物的にわかりやすいビジュアルを

提示することだけが全てではないよな、と改めて思わされました。

 

このシリーズを作っている編集者の方々は

自分よりもずっと年下で、毎度とても刺激になります。

 

筋の通ったクリエイティブを見ると、気持ちがいいですね、本当に。